荷台底面のサービスハッチを塞がれた冷蔵冷凍車のダイハツ ハイゼットは、車検整備でお預かりしました。
平成21年式 EBD-S201P KF-VE 3AT 走行距離 117,000km
今回は、バルブカバーからのエンジンオイル漏れでカバーを離脱しました。全て車両下からの作業になり、見えない部分はミラーで確認しながら手探りで進めました。
数年前、クランク角センサーのリコールで交換作業をしたとき、エンジン上部に配置されるセンサーとそのコネクタの離脱に非常に苦労した記憶があります。
さて、今回もすれ違い用前照灯(ロービーム)でヘッドライトの向きを調整しました。近年のダイハツのヘッドライトは走行用前照灯(ハイビーム)検査で不合格になる確率が高い形状です。不合格になる理由はおおよそ予想できているので合格のための調整を施してきましたが、今年の9月以降に向けて「正攻法」でいきたいと思います。
同業の方はお気づきのことと思いますが、自社ヘッドライトテスターはすれ違い用前照灯非対応です。スクリーンに映る像を目視で基準に適合するように調整しています。すれ違い用前照灯対応の廉価版テスターと何も違いはないと思っていますので、新規導入予定はありません。
全ての点検整備を終えて、軽自動車検査協会の車検コースに持ち込みます。今年の2月は例年にない混雑です。
ヘッドライトの計測結果は
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左灯:右方4.3cm(○) 下方7.7cm(○)
右灯:左方12.8cm(○) 下方8.5cm(○)
自社テスターと左右差が大きい傾向には変わりありません。
自社ヘッドライトテスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。
合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)。
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