24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしていますトヨタ bBです。
平成16年式 CBA-NCP30 2NZ-FE 4AT 走行距離 111,000km
特に僕からご案内差し上げなくても、きっちりと6ヵ月毎に点検の依頼をいただくお客さまです。半年毎の点検をお願いしているのは、走行距離にかかわらずエンジンオイルの交換が必要だと考えているのと、いくら高品質のトヨタ車でもメンテナンスフリーではないからです。磨耗、劣化する部品は、適切な時期に交換が必要です。特に車齢が10年を越えると故障の予兆を見過ごさないことが大切だと考えています。
さて、24ヶ月点検項目のひとつ、ブレーキ関係の点検整備です。磨耗限界近くになっていたフロント側ブレーキパッドは迷うことなく赤箱トヨタ純正品(アイシン製)。
後輪のブレーキ装置はドラム式(リーディングトレーリング方式)です。4輪ともディスクブレーキを装着している自動車はまだまだ少数で、多くの場合はドラム式です。
リーディングトレーリング方式のドラムブレーキは、その構造上、車両前方に配置されるリーディングシューの磨耗がかなり早く進みます。トヨタ純正はリーディング側、トレーリング側、1台分4枚セットの部品供給しかなく、気の利いた部品供給の第二純正、リーディング側だけのシューキットを選択しました(曙ブレーキ製)。
電極が磨耗していたスパークプラグは全数交換
電池が消耗していたキーレストランスミッタのバッテリーを交換
そして、錆びた標板取り付けボルトを新品に交換すると自動車の顔が引き締まります。
今回もヘッドライトは、すれ違い用前照灯で調整して車検に臨みます。経年劣化でカットオフラインが不明瞭になっているタイプのヘッドライトの計測結果が楽しみです。
本日も車検コースは混雑していました。比較的空いている大型コースで受検します。
計測結果は、
自社テスターと左右差が大きく、特に右灯は旧保安基準(左右18cm)では不合格でした。カットオフラインが不明瞭なものほど左右差が大きく出る印象があります。
自社ヘッドライトテスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。
合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)。