24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしたスズキ エブリィターボです。
平成13年式 GD-DA52V F6Aターボ 5MT 走行距離 152,000km
僕が初めて拝見したのはちょうど7年前。10万キロを少し超えたところでした。搭載されていた点検整備記録簿を見るとクーラント交換があまりされてなく、新車登録から5年目走行距離92,000km(2回目の継続検査時)で初めての交換でした。
シリンダブロックが鋳鉄のF6Aは、水冷式のターボチャージャーも備わっています。熱負荷が高い上に錆びやすい水路ですから、特にクーラント交換が重要です。最初の交換時に走行距離が9万キロを超えていましたが、クーラントの防錆効果が辛うじて保たれていたようで、致命的な水路の腐食を免れていたのが何よりの救いでした。それからは定期的なエンジンオイル交換と、クーラント交換を実施して、7年5万キロを問題なく過ごしました。
バルブカバーパッキンからのエンジンオイルの滲みをパッキン交換で処置します。
エンジンオイル管理が行き届いているエンジン内部はとても綺麗です。
シンクロナイザ機構に不具合の多いDA52, 62系のマニュアルトランスミッションは、一度中古品に換装されています。定期的(2万キロごと)のミッションオイル交換で長寿命化を図ります。使用するオイルはもちろんスバル純正ギアオイル エクストラS 75W-90 GL-5
その他、点検整備を終え、冷たい雨が激しく降る中、軽自動車検査協会の車検コースに持ち込みました。
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