年始から矢継ぎ早に入庫した輸入車各車。ようやく車検整備の着手ができる一番奥のルノー エクスプレスです。
エクスプレスの車体形状は、ライトバンの一種、フランス語で「フルゴネット(Fourgonnette)」と呼ばれる大衆車派生種。
ルノー5(サンク)がベースで、後半部に直方体状の大きな荷室をつなぎ合せた独特のスタイルです。
平成9年初度登録 型式不明 走行距離119,000km
車体前端に蝶番が付いたボンネットフード。その裏には台湾でライセンス生産した旨のステッカーが貼付されています。前回の車検からラジエータ交換、ハブベアリング交換などでご来店いただいておりますので、今回は油脂液体類の交換以外には、大きな費用のかかる保安基準不適合部位はありませんでした。
ミッションオイルドレンボルトが痛んでいました。ボルトはM16 P1.5ですからストックから適当なものを装着することにします。
リアブレーキ点検では、ハブ中心のセルフロックナットを取り外します。取り寄せた高価なロックナットは日産マーチ(AK12)のものが流用できそうですが、概観が違いますので純正を使用しました。
スペアタイヤの空気圧は少し高めに調整。
2年前、即席で製作したシートベルト非装着警告灯。参考記事:ルノー エクスプレス(台湾ルノー)車検整備
その他点検整備を終えて京都運輸支局車検コースに持ち込みました。今回はヘッドライトユニットが新品になり、ヘッドライトの光度、光軸とも全く不安がありませんでした。
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