ヒーターの風が出ないとのことで入庫したのはスズキ キャリィ です。
平成17年式 LE-DA63T K6A 3AT 走行距離190,000km
先日のワゴンRと違い、今回のキャリィは風を送るブロワーモーターの作動不良で、ヒーターが効かないようです。
例年にない寒さの今年の師走です。気温の低い中を走行する自動車の室内は、ヒーターが機能しないと外気温より低いと感じるほど辛いものです。冷え切ったシートに腰掛け、氷のように冷たいハンドルを握り、震えながらのドライブは、いくら着込んで防寒しても、気持ちまで冷え込みますね。
自動車の室内が暖かいのは、80℃~100℃のクーラントが循環するヒーターコアに風を当てて温風としているからなのですが、暖かさが無くなって初めてありがたさに気が付きます。エンジンにとってクーラントは大切な液体ですが、室内暖房にとってもクーラントはとても重要です。
さて、こちらのキャリィは動かなくなった送風用ファンモーターの交換です。一見楽に交換できそうな配置ですが、パワーステアリングコントローラに干渉するため離脱は簡単ではありません。
エアダクト内でモーターとファンブレードの勘合を手探りで解き、2つの部品に分割しないと取り出せません。標準作業時間から察すると、標準作業はダッシュボードを離脱するのかもしれませんね。
逆の手順で、見えないダクト内でモーターと白いファンブレードを組み立て、温かい風が復帰したのでした。
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