しばらく走行すると、聞き慣れない異音を発する ルノー エクスプレス です。
音の発生場所が左前であることは明らかで、以前から経過を見たり、各部点検しますが決定的な原因がつかめず今日に至りました。長距離走行された後、それがきっかけになったのか、走行直後から秋の虫のような回転同期の異音も混じるようになったことと、旋回時に特に音が大きくなってきたようだとのことで、まずは可能性の高いハブベアリングの交換を実施することにしました。
並行輸入の車体は部品検索にも難所があり、現物のベアリングの外径が情報として必要とのこと。リフトに掛けられる時間が限られますので、まずは測定のためにハブを取り外し、部品発注後、再度組み立てることにしました。
タイロッドエンドの取り外しは専らエアハンマーになりました。作業の迅速さが違います。
ロックナットが非常に固くて、3/4インチの大きなエアインパクトを使っても大変緩みにくく、冷え込むリフトサイドで汗が止まりませんでした。
ようやく離脱したハブASSY、ドライブシャフトを抜いてフリーになったハブを手で回転させると、わずかにゴロゴロとした手応えを感じましたのでベアリング交換する価値はありそうです。
いろいろな異音が発生していますので、一箇所で全てを解消するのは難しいかもしれませんが、一つ一つ丁寧に作業を進めていく予定です。
次回『走行時に鳴り出す異音の原因は?(その2)台湾ルノー エクスプレス』に続く。
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