片道3時間の道程を経てご来店いただいたアルファ147です。今まで行ったアルファロメオの足回りの整備事例をご覧いただき、大変遠方からのご来店、心より感謝申し上げます。
平成14年式 GF-937AB 2.0ツインスパーク セレスピード 走行距離 96,000km
走行距離10万キロを目前に足回りのリフレッシュのご相談です。もちろんすべてのブッシュ、アーム類を交換すればリフレッシュはできますが、走行条件や場所によって痛みの進行はまちまちで、過剰な整備になりがちです。大変ご面倒をおかけすることになりましたが、まずはお車の状態の把握のためにご来店いただくことにいたしました。
アルファ147は、156と違って、ローダウンされていない正規輸入車があるようです。
こちらの147も紛うことなき伊国仕様。車高が標準で接地スタイルは非常に安定したものでした。伸び側、縮み側ともに十分なストロークがあります。足回りで大切なことは、硬く動きにくくすることではありません。積極的に作動させ、その動きを如何にニュートラルな状態に収束させるかです。そのためには良質のショックアブソーバが欠かせません。
今回、ショックアブソーバとそれに関連するアッパーマウント類、スプリングシートと、痛みがやや進行していたフロントのロワーアームを中心にお見積もりいたしました。
非常に丁寧にドライブされているお車です、全体的に痛みが少なく、正規販社で主だった部品交換が実施されていますので、様々な懸念の少ない、良いコンディションといえます。
アルファロメオの純正スプリングは大変高価。スプリングがそのまま使用できることで費用を格段に抑えることができました。
部品が揃い次第、スケジュール調整いたしますので今しばらくお待ちください。
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