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ルノー8(Renault huit)ウインカー故障診断 その3

前回記事『ルノー8(Renault huit)ウインカー故障診断 その2』の続きです。

月末で週末の京都運輸支局の車検コースは大変混雑していました。列で順番を待っていると、ルノー8のオーナー様から連絡が入ります。

ヘッドライトが点灯しないのはどうやら僕の操作方法が間違っているようです。

まずステアリングコラム下のシーソースイッチを入れてから、次に左側のレバースイッチを上方向に操作する2段操作が必要でした。そしてホーンは、左側レバースイッチを軸方向に押し込むと鳴りますと…

もっとよく伺っておくべきでした(反省)

さて、ウインカー(指示器)の点灯不良はヒューズの金属疲労による断線気味と特定できましたが、配線されず残ったままの古いフラッシャーユニットは動作しないのかな?と接続しますと、動作に何の問題もありません。

クリック音が味わい深く、点滅周期が早いのが特徴のようです。オリジナルを選択させていただきました。

そして、コラムカバー上に付くシーソースイッチは、配線図によるとパーキングランプ(左右独立式)のようです。こちらもスイッチが故障していませんでしたので、新たに配線しました。

片側の指示器が点きっぱなしになるパーキングランプ。点灯しますと夜間にとてもよい雰囲気が出ると思います。

最後に モチュール(MOTUL) Multipower 15W-50 を注入し、明日オーナー様の手元にお返しする予定です。

僕がイメージする古いフランス車は、先進的なデザインと凝ったメカニズムでしたが、お預かりしたルノーは、自動車として最小の機能の中に、最大の魅力を感じる素敵な1台でした。

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