カテゴリ: ダイハツ

軽量の心地よさと運動の第二法則(ダイハツ ハイゼット V-S100P 車検整備で)

継続検査受検(車検)のため市内を回送したダイハツ ハイゼット。

平成7年式 V-S100P EF 5MT 走行距離 60,000km

適切な油脂、消耗品類の交換で車齢19年になりますが、全く好調な軽トラックです。


燃料供給は電子制御が介入しないキャブレータ式。

「機械式」でないところは、点火装置のソリッドステート式コンタクトブレーカーくらいでしょうか。単純で堅牢な機関の構成は、車を末永く維持する上でとても安心感があります。

ブラックボックス化、複雑化、集積化が進んだ電子制御のコントロールユニットは、機能不全に陥ると修理が難しく、電子部品でも寿命が短いとされる電解コンデンサやパワー系の半導体の抜き替えができる時代のPCB(プリント基板)ならまだ修理の余地があるのですが、完全に樹脂でシールしてしまったPCBは、故障するとコントロールユニットごと交換するしか修理の方法がありません。

いろいろな理由で、きめ細かい制御をするようになった近年の自動車が快適かというと、このハイゼットトラックのような車のほうが、走る、曲がる、止まるをとても心地よく感じます。

それは第一に軽量です。

車検証記載の車両重量はわずか670kg。高校の物理で習うニュートンの運動方程式 ma=F (m:質量、a:加速度、F:力)を思い出し、加速度(マイナス方向では減速度)は質量に反比例するなということを肌で感じるのです。

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