作業の効率化のために同系統の車種を同時に入庫いただきました。
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① 平成12年式 GD-DA52T F6A 5MT 走行距離 139,000km
② 平成15年式 LE-DA62V K6A 5MT 走行距離 124,000km
どちらもクラッチが滑り始めたとのことでオーバーホールを実施します。使用する工具や手順がほとんど同じですから、何かと効率がよく、午前中に2台の作業が完了します。
変速機の離脱を容易にするためにエンジン前方を持ち上げた状態に保持します。エンジンマウントは、エンジン、変速機一体を安定して支える位置にあるので、変速機を取り外すとエンジンの前方がお辞儀するからです。
クラッチは磨耗限界に達していました。
新品のクラッチディスクはAISIN製
フライホイール内にあるパイロットベアリングは小さなベアリングですが、メンドラを支える重要な部品。オーバーホール時には回転に引っ掛かりがあるものがほとんどですから、必ず交換します。
↓抜き取りは小型のスライドハンマーで
後々の同系統故障防止のため、双方クラッチケーブルも新品に交換しました。
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