ルーティンの運輸支局往復。
今朝は、平成15年式 UA-AK12 CR12DE 4AT 走行距離 45,000km
いつもの○×判定を受けて難なく合格、帰途につきます。
そして店に戻るや、緊急入庫したのはパワーウインドが4箇所とも動かなくなった日産モコ。
平成16年式 UA-MG21S K6A 4AT 走行距離 40,000km
まずは電源からということでヒューズ点検 → 正常。
運転席側のパワーウインドスイッチを点検すると、コネクタ内部、電源配線に焦げ跡がありましたのでコネクタピンを慎重に離脱してみたところ…
ピン内部の板バネ状接点が塑性変形を起こして、接点接触圧力の低下を招いていました。
細かな構造です。縫い針でバネを起こし、接触を回復するよう試みます。しかし、どうしてこのような変形が起こったのでしょう?答えは、装着されていたパワーウインドスイッチが社外品だったことでした。スイッチ側のコネクタピンのサイズが純正品と異なるのかもしれません。
少し乱暴に操作すると故障してしまうパワーウインドスイッチは、意外に高価な品物で、格安社外品が多種流通している現状があります。Web情報から、一般の方でも交換手順が分かりますから、少しでも安価に修理したい気持ちが働くのは無理のないことです。
でも、パワーウインドスイッチのコネクタ接触部はデリケートな場所です。比較的大きな電流も流れます。メーカー設計・製造で、様々な要求事項をクリアし、品質を保証して市場に流通させているはずです。その自動車製造に関わった方々の大変なご苦労に敬意を表し、安易な社外品利用は控えるようにしています。
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