「エンジンに力がなく、アイドリングも不安定だ」とのことで入庫したスズキ キャリィ
平成17年式 LE-DA63T K6A 3AT 走行距離 181,000km
症状を確認しますと、3つあるシリンダのうちどれかが機能していない様子です。エンジンを掛けたままダイレクトイグニッションコイルのコネクタを一つずつ離脱してバランステストを実施。
2番シリンダの不調が特定できました。
取り出した2番シリンダのDENSO製イグニッションコイルです。他のシリンダに移して同様にバランステストを実施。不調箇所が移動することから元2番に装着されていたイグニッションコイルの不良が判明します。非常に分かりやすい症例で、迅速な判断ができました。
供給されたイグニッションコイルは同じDENSO製でも形状が異なっていました。
スパークプラグを適切に交換していたので、この走行距離まで不調がなかったものと思います。電極磨耗の進んだスパークプラグは、火花は飛びますが、コイルに相応の負担を強いている印象があります。
SUZUKI (スズキ) 純正部品 コイルアッシ イグニツシヨン(DE) 品番33400-85K10
部品の手配を済ませて到着するまでの間、昨晩、車検整備を終えた GD4 ホンダ フィットを京都運輸支局に持ち込みました。
平成17年式 CBA-GD4 L15A CVT 走行距離 68,000km
ハイビームの最高光度点が2つ存在するバイキセノン。
もちろん光軸検査は、ロービームでの受検になりますが、専用のテスターを持たない僕は独自の手動調整でいつも合格をいただいています(笑)
そして、店に戻ってアルファ156セレスピードのエンジンオイル交換。
平成13年式 GF-932A2 TS2.0 selespeed 走行距離 101,000km
前回タイミングベルト交換時、ヘッドガスケットからのリークのように見えていた痕跡が懸念でしたが、全くクーラントの減少がなく、調子も良好とのこと。本来のツインスパーク&セレスピードの調子を高回転で御堪能いただいているご様子で、いつもより若干エンジンオイルに減少の傾向がありました。故障や不調ではありませんのでご安心下さい。