走行距離10万キロを目前に各所メンテナンスのご依頼を頂戴しました。
平成17年式 GH-PD6W 6G72 4AT 走行距離 93,000km
こちらのお客様も2月~3月の繁忙期を避け、作業開始を4月までお待ちいただいておりました。ご理解とご協力に心より感謝申し上げます。まずは各部ギアオイル(フロント、リアデファレンシャル、及びトランスファ)の交換です。
いつものスバル純正エクストラS 75W-90 GL-5を注入します。取扱説明書のサービスデータでは、若干粘度グレードに差異はありますが、スバル純正は良質のギアオイルですから、問題ないレベルと思います。
ドレーンボルトのマグネットには極微粒の金属粉が付着しています。この金属粉の粗さでギアの状態がわかります。量、粒度とも問題なく、3箇所とも非常に良好な状態でした。
ドレーンパンに受けた古いギアオイルをマイナスドライバーで撹拌すると、金属粉が模様を描く様子がわかります。
そして、追加でご用命のタイミングベルト及びウォーターポンプの交換です。
最近タイミングベルトといえばアルファロメオのエンジンでバルブタイミング調整に非常に時間がかかるもものが多く、国産車のバルタイ調整不要のエンジンはとても作業が単純に感じます。
といってもこちらのエンジンはウォーターポンプに到達するまでに離脱する部品点数はとても多いですね。
タイミングベルトの背面には無数のヒビが入っており、ちょうど交換時期を迎えていた様子が窺えます。
他の作業と並行して少しずつ進めていますので今しばらくお待ちください。
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