他府県から定期点検のためにご来店。昨年夏にショックアブソーバの交換を実施した車両です。
日産 ピノ(スズキ アルトOEM) 平成21年式 CBA-HC24S K6A 5MT 走行距離 35,000km
今回は総点検です。中古車でご購入時に車検整備をされていますが、その内容把握のための点検でもあります(使用部品の種類やその組み付け方法など)。今回交換した主な油脂、部品は以下の通りです。
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エンジンオイル MOTUL H-tech 100Plus 5W-30
オイルフィルタ スズキ純正 16510-81403 DENSO
ロングライフクーラント
マニュアルトランスミッションギアオイル スバル純正エクストラS 75W-90 GL-5
(このミッションオイル注入後、フィーリングの変化がすぐに体感できましたと、嬉しいご感想をお帰り直後に頂戴しました。)
こちらの車種、リアブレーキの点検のためにはリアハブスピンドルに装着されているロックナットの締結を解く必要があります。
このロックナットと、それを被うキャップの装着が不適切な例が後を絶たないので点検を入念に行いました。
特に右後輪のキャップの変形が著しく、外気が内部に浸入して結露し、ベアリングを若干腐食させていました。異音も多少出ているようですので、早期に交換しましょう。
最後に、ボディーメンテナンスについてのご相談がありました。僕は、いつも行っている極めてシンプルな方法を提案しました。
シングルポリッシャーで磨いて下地を整えます。そして旧来の固形ワックスで仕上げ。その後のメンテナンスはオーナー様ご自身で、水洗いと、定期的なワックス掛けでいいと思います。
近年、大変高価なコーティングが流行しています。いくら高価なコーティングでも専用メンテナンスキットによるオーナー自身の手入れが必要です。同じ手間なら、光沢感と撥水性に優れた旧来の固形ワックスで十分ではないでしょうか。
お試しに1パネルだけ、磨きと固形ワックスの施工をしました。いつも遠方よりお越しいただき誠にありがとうございます。
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