A商店のN様お乗りのスズキ エブリィ、5回目の車検を迎えました。
平成16年式 LE-DA62V K6A 3AT 走行距離 156,000km
今回の主な交換部品、油脂類は…
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エンジンオイル MOTUL H-Tech 100Plus 5W-30(10万キロ超時から使用)
ブレーキフルード(5回目)
ロングライフクーラント(5回目)
ATF(スズキ純正2384K)(3回目)
スパークプラグ(5回目)
ファンベルト(3回目)
リアデファレンシャルピニオンフランジOシール(2回目、今回の供給部品、形状変更がありました。)
そして少し気になったサーモスタット、交換前提に分解点検します。オートマチックのセレクトレバー直下に配置されていますので、アプローチのためにある程度部品を取り外します。
太陽光にかざすと密着不良がわかります。
こちらのエンジンはラジエータ側と、エンジン側(サーモスタット直上)、2つのラジエータキャップが装着されています。
エンジン側のキャップ不調でオーバーヒートの事例がございますので入念に点検。
このキャップ、単体の部品設定がなく、ハウジングとの組立品としてのみ供給。蓋の形状が違うだけで、普通のラジエータキャップと変わらないようですが、デリケートな部位なので他のキャップを試したことはありません。スバルの水平対向エンジンにも圧力表記の違うキャップが2つ付いているものがありますね。
水冷式エンジンは完全暖機後、サーモスタットが開くとどこでも水温一定のようなイメージがありますが、水温センサーの複数存在する車両のセンサー出力を見てわかるとおり、サーモスタットは忙しなく動き、ラジエータファンは適時回転しますから、場所によって水温はまちまち。沸騰防止のためには、適切な部位で適切な加圧が必要だと理解しています。
翌朝、4月になってすっかり閑散とした軽自動車検査協会検査コースに持ち込みました。
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