ウォッシャーモーターケースからの水漏れが判った BMW E87 130i
平成18年式 E87 ABA-UF30 走行距離 136,000km
部品を手配して、手元に届いたのは社外品のウォッシャーモーターでした… まさかこんなものまで社外品があるとは予想外。
右のコンチネンタル製はいいとして、左のものは純正と離れすぎ。輸入車(特に独車)部品手配の際は「純正」を強調しないといけません。
1営業日遅れて純正品が到着。
液体の通過するような機能部品は安心とメーカー品証に敬意を表し純正を使います。修理後の不具合が出た場合、社外品装着だときっと後悔するに違いありません。
装着後、漏れがないことを確認してタンクを元のフェンダー裏に滑り込ませ動作確認…
ん???
リアのウォッシャー液が出てきません… ホースを離脱してエアーを送り込みますが、どうも経路に詰まりがあるようです。
可能性の高いのは末端です。こちらのリアウォッシャーノズルは、ワイパーアームの作動軸に配置され、ワイパーブレードに向かってワイパー作動時、間欠噴射されます。
ハッチゲートの内張りを取り去り、モーターを離脱。
さらに分解して確認すると、ワイパー軸の中心に開けられた通路穴が錆びで完全に塞がれていました。
慎重に清掃して組み付け、無事経路が貫通。綺麗に噴射するようになりました。
錆びてしまうことが容易に想像できる構造。独製品によく言われる合理的と違ってどこか利己的で、故障に対する思慮とは別軸のような気がしました。