伸縮式のラジオアンテナは、後退時に障害物に引っかかり破損してしまうことがあります。折れたラジオアンテナはラジオチューニングがうまくいかないだけでなく、とても体裁が悪いので交換して欲しいと依頼がありました。
平成13年 GD-DA52T F6A 5MT 走行距離 86,000km
運転席Aピラーの上方に取り付けられるラジオアンテナは部品の末端。ラジオアンテナケーブルは実は奥深く、足元からメーターパネルの向こうを通り、助手席グローブボックスまで達し、ここでようやくジョイントされていました。
こちらはラジオ本体を離脱する必要がありませんでしたが、不慣れなもので、不要なラジオの取り外しをしてしまいました…
このように手の届きにくく、配線経路の複雑なものは「ガイド」が必要です。
僕はトヨタ コンフォートのトランクリッドオープナワイヤーを使います。全長が長く腰があるので配線ガイドに適しています。
旧ラジオケーブルは、取り外す前にラジオ側末端にこのガイドワイヤーをくくりつけて引き出します。すると経路を詳細に記憶する必要がなく、適切な通り道でガイドワイヤーが這います。そして、新しいラジオケーブルをガイドワイヤーにくくり直し、逆の手順で挿入していきます。