トランクの開閉がおかしい、と入庫したトヨタ クラウンセダン YXS11。
中型タクシーです。コンフォートとほぼ同じですが、ホイールベースが長いのと前席3人掛けコラムシフトが特徴です。冒頭の写真の通りトランクルーム内で交差して取り付けられる2本のトーションスプリングの金属疲労が原因でした。
トランクリッド腕木の支点になる金属ブラケットも可動部が磨耗していびつになっていますので取り替え。
リアシートの上部奥、スピーカーボード下に配置されるブラケット。スポット溶接をアングルドリルとスポットカッターで丁寧に揉み取ります。
SP(エスピーエアー) 低床リバーシブルアングルドリル 10mm SP1514AH
AUTRY(前田機工) スポットル用ドリル 8.0*38mm 5本組 SPT-080 TIALN 抗張力鋼板対応 自動車整備 板金
このブラケットを取り外すためには、トランクルーム内からの作業もあり、体をトランクルームに滑り込ませ、無理な姿勢でドリリング。仰向けで作業するので切削粉が顔面に大量に降りかかります。保護メガネ、帽子、マスクが絶対必要。
いつも作業後はしばらく腕がダルくて休憩が必要なほど大変なんですが、今日は思いがけずスペシャルな昼食をお腹いっぱいいただいたので気合の入り方が違いました!!気持ちもお腹も満たすことの大切さ、お気遣いに心より感謝申し上げます。
そして、難なく離脱。
新しいトーションスプリングは、改良で捻り強さが増している印象です。