車検整備でお預かりしましたマツダ ベリーサ、リアブレーキ分解時には注意が必要です。
平成16年式 DBA-DC5W ZY 4AT 走行距離 30,000km
今回、僕は初めて拝見するお車ですが、他所で何度か車検整備を実施している記録簿が搭載されていました。同年式のデミオDY3WやDY5Wも同じ形式です。
冒頭の写真にあるとおり、無理やりスピンドルキャップを離脱した形跡と、粉塵水分をベアリングから防護する重要な部分にかかわらず、変形し穴が開いたキャップを再使用していました。
こちらのリアブレーキの分解に、キャップを取り外す必要は無く、アクスルビームにボルト4本で止まっているリアドラム&ハブをアッセンブリで離脱するのが正規の方法です。幸いスピンドルナットを緩めた形跡がありませんでしたのでキャップを新品に交換しました。
今回は作業の必要がありませんでしたが、スピンドルナットの締め付けには特殊な方法があります。必要な際は整備要領書を参考に。
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