「燃料ポンプが壊れたみたいですので交換してください!」
プロではない一般の方から専門的な用語と共に連絡が入りました。故障診断にご協力いただき誠にありがとうございます。故障診断、部品手配、取替作業が迅速に行えますので大変助かります。
平成16年式 ダイハツ ハイゼットカーゴ LE-S200V 3AT 走行距離 135,000km
実は、今年の3月にセルモーターは回るけれどエンジンが掛からない時があるとお知らせいただいてました。その後気温が上がり、症状が出ないとのことで、お客様には聴診による燃料ポンプ作動不良の判断の方法と、寒くなる頃に再発の可能性があることをお伝えしていました。
3月の時点で燃料ポンプ作動不良の懸念があったので交換してもよかったのですが、お客様と相談の結果、走行中に作動停止することは稀なので、ロードサービス利用覚悟で原因がはっきりするまで使い続けましょうということになりました。昨日からの急な冷え込みで燃料ポンプの起動が困難になった模様です。
キーONで燃料ポンプの作動音せず、燃料ホースに残圧なし。ポンプコネクタまでは通電OK。燃料ポンプ本体不良で間違いないでしょう。燃料ポンプ、タンク内部とも非常に綺麗で、粗悪燃料による故障ではないことがわかってホッと一安心。
新品ポンプはストレーナの構造に若干の変更がありました。燃料タンク搭載し、エンジン始動。
走行距離20万キロ以上走行しても大丈夫な燃料ポンプもあります。決して安い部品ではありませんから10万キロを越えたからと予防整備するには勿体無い印象があります。今回はお客様の熱心なご協力でとても気持ちのよい修理ができたと感謝しております。ありがとうございました。