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30万キロ以上カウントしないトヨタのオドメーター(ヴィッツ UA-SCP10 積算距離計)

2020年10月7日 By ITS 2 Comments

「30万キロ到達の瞬間を楽しみに待っているのに、299,999から全く動かないんです。」

ヴィッツにお乗りのオーナ様から冒頭の写真を添えてご連絡をいただき、まさかと驚きつつWebサーチしますと、どうやら一部のトヨタ車の「仕様」のようです。

30万キロ以上の走行はメーカーの想定外だったのでしょうか?

平成15年式 UA-SCP10 1SZ-FE 5MT 走行距離 299,999km

直接拝見すると、確かにオドメーターは299,999で停止。尚、トリップメーターA, Bとスピードメーターは問題なく作動していますので、日常使用には問題ありません。しかし、次回の継続検査時、299,999の表示はオドメーター機能停止とみなされ不合格とのこと。

まず、購入した正規販社の見解を尋ねてみました。

「その場合リセットなどはできないので、新品のメーターASSYと取り換えます。保証規定に従って有償修理とさせていただきます。」

とのこと。もちろん新車販売時に説明はありませんでした。長年大切に愛用されて、仕様のため機能停止したメーターを有償交換(無論、そう安くはありません)というのは面白くありません。

続いて、メーカーの見解(お客様相談室)を尋ねますと、

「総走行距離計の件で、ご不審を抱かせることとなりまして、誠に申し訳ございません。
確かに、お申し出いただいておりますお車につきましては、上限が299,999Kmの仕様となっております。
弊社といたしましては、お車で発生した事象の点検、整備、修理等につきましては、トヨタ販売店を窓口として実際にお車の状況を確認し、保証書に基づきトヨタ販売店で判断し対応をさせていただいておりますこと、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。」

まあ予想通りと申しますか、残念な回答でした。表示の仕様は仕方ないとして、オーナー様の期待としては無償部品交換ですよね(一部の販社ではそのように対応されているWebの書き込みがあります。)

で、その後約1か月、僕なりに調査(という名目の耽溺状態ですが(笑))しました。

まず、メーターパネルのプリント基板を観察し、こちらの8本足のIC(STマイクロ製EEPROM 93C46W3) に走行距離のデータが記憶されていることがわかりました。

そして、中古の同型メーターを入手して色々試してみます。

Webを検索すると、このメーターパネルに実装されたEEPROMの解析は既に済んでいます。いわゆる「ROMの書き換え」をすることで、こんな風にリセットできます。

試しに301,000kmのデータを書き込みます。

LCD表示のプログラムがこのように表示させるようですが、EEPROMには301,000kmのデータがしっかりと保存されています。ですからヴィッツの299,999kmを超えた距離データは、メーター内部で今も着々と進んでいるのかもしれません。

尚、EEPROMの読み書きの回数は有限です。当時チョイスされた(おそらく安価な)93C46W3のデータシートが簡単に見つからず、正確な読み書き回数を調べることはできませんでしたが、1キロ進むごとに書き換えが行われていたとすると、車載の場合、30万回以上を保証するのが難しかったのかもしれません。

そうだとしてほんの小さなコストダウンでしょうが、同種の積み重ねの努力をメーカーが加速した時代だったのでしょう。

【追記】
ROMデータ書き換えの詳細は、ここでは掲載いたしませんが、ほとんどの車種のデータ解析は終了しているという事実を今回確認し、その技術を利用しているだろうという現実を再認識した次第です。

Filed Under: トヨタ Tagged With: 299999, ODO, オドメーター, トヨタ, リセット

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Comments

  1. ハリネズミ says

    2020年10月7日 at 10:27 AM

    デリカSG乗りです。
    先日、このメーターの話もしてたので少し気になってました。

    保持しているデータは1km単位ではないでしょうから、実際にはもっと書き換えを行っていたものと思われます。最低100m単位で、一般の設計思想からすれば10m程度のような気もします。個人的には1m単位としたいですが、書き換え可能回数からするとやはり100m単位なのかもしれません。

    当時のデーターシートを見られないので詳細は不明ですが、メモリICとしては100万回以上の可能性が高いです。まぁ、これも最低回数なのか期待回数なのかさえ今となっては分かりません。ただし周囲温度によって大きく変わることが普通で、温度が極端に上がれば一桁少なくなることも不思議ではないでしょう。

    容量的には1kビットあり、オドメーターを含めても余りかえるので1m単位としても全く問題ありません。それでも30万kmを上限としているのには少々疑問が残ります。内部ではバイナリで保持することが普通ですし、保持データを○○ビットとしても30万kmちょうどとなることはないです。縦しんばデシマル保存の場合でも100万kmとかにするのが普通かと思われます。

    その辺りを考えると、30万km上限としたことには非常に疑問が残ります。唯一考えられるは、設計段階で何kmまで表示させれば良いかという検討で、結構適当に決めた可能性も考えられます。設計当時乗用車は10万km走れば多い方でしたでしょうし、その3倍の30万kmもあれば良いと考えた人が居るのかもしれません(おそらく上役で電子技術的なことを知らない人)。この時にハード或いはソフトの設計者が意見しなかったのが原因というのもよくある話だったり。距離のカウント単位を変更しない限り、30万kmを50万kmや100万km書き込み回数が極端に増えることはないのですし(カウント単位を下げる方が遥かに影響が大きい)。

    それでも半導体メーカーが回数保証でもしていれば話は別で、温度環境を限定した時に最低持つであろう回数を入手出来た場合です(加速試験しか出来ないのであまり当てにはならない可能性高し)。100m単位で管理し、30万kmを上限とすれば300万回となります。この300万回というデータから逆にソフトで上限を規制したのかもしれませんね。その当時はこれで困る人は非常に少なかったので何の問題もなかったのでしょう。

    故障してから修理でも良いような気もしますが、この辺りは設計思想や走行距離の管理の重要度ということにも関係しているのかもしれません。そうだとしても表示自体は止まったままにするのではなく、少なくとも上限に達したということを表すために数字を点滅させたりそれなりの表示にするべきかと思いますが…(7セグ表示でも、大文字小文字混じりますが簡易的にアルファベットも殆ど表示出来ます)。

    と言うことで、書き換え回数制限での30万kmなら、今後は正しく記憶しなくなる故障が出てくるのでしょう。これは個体差もあり、どの程度余裕が見られているかにもよります。余裕や個体差が正しく把握出来ない以上、やはり50万kmやそれ以上にしておいても良かったようにも思えて設計者の端くれとしては少し残念な思いもあります。

    長々と個人的な意見をしましたが(歪んだ妄想もか?)、あれからSGの調子は良いということも付け加えておきます。失礼いたしました。

    返信
    • ITS says

      2020年10月7日 at 10:27 PM

      ハリネズミさん

      いつもお世話になりありがとうございます。SGのその後調子が良いと伺い安心しました。

      本件に関しまして、専門家のご意見大変参考になりました。
      私は1km単位でロムの書き換えしていると思っていましたが、トリップメーターは100m単位で動いていますし、スピードパルス信号はもっと細かいので1m単位でも可能ですね。ただおっしゃるように数百万回書き換え可能のロムだったとすれば、100m単位で書き換えている可能性が高いですね。私はバイナリデータの解析をしたわけではなく、調査した手順に従って16進数を触っただけですので詳細不明です。

      メーターを分解してみて、今どき片面基板にDIPのIC(EEPROM)には驚きました。そのお陰でクリップで掴みやすく、基板を細工することなく作業できましたが(笑)

      書き換え回数の制限で30万キロ手前で止まっているとしても、まだ余裕があるでしょうから、今後はトリップBで1万キロごとの記録をするとともに、時々メーターパネル内のデータを読み出して実走行距離がどの程度正しく記憶しているか検証していこうと考えています。

      またいろいろ教えてください。

      返信

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