アルファロメオ 156 V6 2.5です。足回りの機能確認のため高速道路を試運転中、水温計の針が５０℃付近を指しているのに気がつき、同乗されていたオーナー様に尋ねます
「いつも高速道路では、こんなに水温低いんですか？」
平成11年式 E-932A1 FF6MT 走行距離93,000km
水温センサーの取り付け位置にもよりますが、５０℃では低すぎてエンジンによくありません。おそらくサーモスタットの閉じ不良でしょう。取り外して確認します。
↑↑見事に開いていました（ペンライトの光が水路内側に漏れてるのがわかりますでしょうか？）。
↓↓そして、こちらは新品サーモスタット。
これで適温付近に制御され、いろいろな面で改善されると思います（燃費、トルク感、ヒーターの効き始めなど…）。ついでに変色してみすぼらしくなっていたラジエータ液サブタンクも交換しました。エンジンルームが引き締まりますね。
市街地走行では判らなかった不具合です。お客様の使用状況に近い試運転の重要性がわかった一件でした。
サーモスタット、HIDハイの交換で
使い勝手がますますよくなりました
燃費（高速で特に）が良くなりました
合わせて今回補充したオイルの効果もでています
オイルでこんなにも排気／エンジン音が変わるなんて驚きました
ハンドリングは秀逸です
ショックも慣熟してきたようです
高速を走るたびにこの車の完成度と整備の重要さがわかります
従来のアルファロメオの機械的な脆弱さが微塵も感じられない状態を維持しています
毎回の入念な整備に感謝しています
池ちゃんさん
うれしいお知らせありがとうございます。
高速道路の連続走行では、かなり低水温の状態が続いていたと思いますの余分な燃料を噴射していたものと予想していました。
今回入れたオイルは僕もびっくりしました。
あんなにしっかりした低音が響くとは…
オイルの粘度についてもやや誤解のある通説があるのかもしれませんね（今回入れたオイルは常識の範囲を超えていますから）。
今後ともよろしくお願いします。