トヨタ クラウンです。ブレーキランプが片方点かないということでご来店いただきました。
平成17年式 DBA-GRS182 走行距離80,000km
テールランプのコネクタ部分で電源は問題なくきておりますので、テールユニットに内蔵されたLED基盤の不良です。非分解の基盤部分を外して修理できないか検討することにしました。
通電すると薄っすら点灯しています。ただ、全く点灯しないLED素子が一つあります。
何度か通電を試みていますと明るく点灯する時があります(このときは2つのLEDが点灯不良です)。
LED素子が不良なのは明白ですが、暗く点灯したり、明るく点灯したり不安定なので基盤に搭載されたその他の素子もおかしいのでしょう。LEDの配列を眺めると、LEDが複数個並列接続されているように見えます。LED(ダイオード全般に言えると思いますが)は特性上、単純に並列接続すると抵抗の少ない素子に電流が集中するイメージがあります。ご専門の方のご意見お聞かせいただければうれしいです。
半田のクラックなども疑いましたが異常はなく、今回は決定的な原因はつかめませんでした。残念ながら基盤部分の部品供給はなくユニット交換になります。
長寿命とされているLEDテールランプも今回のような不良に遭遇すると思わぬ出費になり、ユーザーにとってはやさしい方式とはいえません。
追記:この記事掲載後、基盤部分の供給が開始されました。