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ダイハツ ネイキッド 車検時の必須メンテナンス(GH-L750S)

ダイハツ ネイキッドを車検整備でお預かりしました。

平成12年式 GH-L750S EF-VE 4AT 走行距離63,000km

以前の点検で、微弱なラジエータ液の減少が見られましたので、冷却系統の点検を入念に行います。ダイハツといえばコレと言われるほど有名なヒーターホースジョイント。


これが走行中に破損するとラジエータ液がみるみる無くなりますので、実質走行不能です。(その他、樹脂製インマニのシリンダブロック接続部からの漏れも見られる場合もあります。)

例に漏れず乾燥型のにじみが見られましたので、接続されているホースと共に交換しました。

こちらの補給部品は金属製に変更されていましたが、車種(エンジン)によっては樹脂のままだったりと一貫性がありません。LLC管理の悪い多走行車は指で軽く砕けるくらい劣化が進みます。早めの交換が望ましいでしょう。

次にブレーキ周りの点検時、リアのホイールシリンダにブレーキオイルのひどいにじみが見られました。

ピストンを取り外し内部を確認すると浮き錆が見られます。

シリンダーホーンでシリンダ内壁を研磨清掃、虫食いや段付磨耗がないことを確認してシールキットを組み込みます。

湿度の高い季節に多量のブレーキクリーナーで清掃すると金属製のホイールシリンダは一瞬で結露します。ブレーキ油圧系統は水分を嫌う場所ですから、適度にドライヤーなどで暖めながら結露を防ぐ工夫が必要です。

その他、鳴きの発生していたファンベルトの交換、及びその調整、タイヤを4本リフレッシュして車検整備完成としました。いつもご用命ありがとうございます。

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