日産 ピノが入庫しました。スズキのOEMで主要な部分はアルトと同じです。新車の頃はこんな乗り心地ではなかったはずだが、走行時、車体がフワフワで安定感が無く、特にカーブの多い山道や、高速道路利用時には不安になる。とのお話を以前の定期点検時に伺っていました。
平成19年式 DBA-HC24S K6A AT 走行距離77,000km
定期点検時にお車の状態を拝見しましたところ、特にリア側ショックアブソーバの機能不全と見られる挙動がはっきりとわかりましたので、社外品のショックアブソーバへの交換をお奨めしました。
軽自動車の若干頼りない足回りをワンランク引き締めるには、純正ではなくKYBのNewSRスペシャルがお勧めです。
純正に比べると減衰力、容量とも大きく、価格も手ごろ。純正同様のガスダンパーで交換後の違和感はほとんど感じないと思います。クルマに乗り降りするだけで足回りが引き締まった感覚が伝わります。快適なドライビングをお楽しみください。
ピノのオーナー says
今日も大変お世話になりました。ありがとうございました。早速用事があり、亀岡までドライブしてきました。乗り心地は若干硬めとお聞きしていましたが、意外にマイルドで赤ちゃんも熟睡でした。なによりもカーブでのタイヤの吸いつきに驚きました。純正にない、まるで欧州車のようなハンドリングが味わえるようになり感激しています。またオイル交換のときにお話させていただきたいと思います。
たけし says
ピノのオーナーさん、本日はご来店誠にありがとうございました。
KYB new SR の足をマイルドと感じられたのでしたらオーナー様との相性はバッチリですね。
ダンピングの効いた足をゴツゴツ不快に感じられるオーナー様もいらっしゃいますので硬めと申しておりました。
高速道路の継ぎ目を走破するときの安定感も相当よくなったのではと察します。
またのご来店を心よりお待ちしております。
43のおじさん says
へえ~、純正品より社外品のほうがいいとは、軽自動車ならではの気もいたしますが、普通サス交換と聞きますと、車好きが車高を下げるために交換するものというイメージがあるのでなおさらです。
そういえば当方の所持しているホンダ軽二輪のCD250Uのフロントフォークオイルも、2万キロぐらい走ればもう真っ黒で、すべてバラしてパーツクリーナーできれいに洗浄し、注射器のついた油面高さ調整器で左右とも正確に油面調整して組み付けると、道路にタイヤが吸い付くような感じがして本当にびっくりします。
よって現在は、整備に手間隙がかかるので、気候のよい春・秋を選んで、約1万キロごとに交換することにしています。
わが所持しているダイハツのコンテカスタムRS(モデルチェンジ前)の純正品のサス(前ショーワ・後ろは日立?らしい)では、普通に乗る限りなんの不満はありませんし、いちおう最高グレードのためか、フロントとリヤーの両方にスタビライザーが付いていることもあり、乗り心地もまあ満足しています。
軽四は規格上どうしてもトレッドが狭いので、リヤースタビがあるととてもありがたいですが、どうしてもノッポな車が多いのに、消費者もメーカーも評論家も内装ばかりに気を使い、スタビすらない、いちばん走りにとって大切な足回りの不安定な車がなんと多いことか、とつい思ってしまいます。
でもわがコンテ号もすでに1年ちょいで37000kmも乗っているので、距離を乗ると今後どうなるのか注意を払っていくつもりですが、とても良いことを聞きました。
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ところで前回のコメントでありました、お教えくださいました診断コードから読み取るピボットの針式水温計、ちょっと価格が高いですが、配管加工をしなくても良いので取り付けてみるつもりです。
もともとコンテの運転席側の風切音軽減方法の写真をアップするのに始めたみんカラですが、水温計を取り付けましたら、当方のみんカラにアップしたいと思います。
当方のページはここです。
ttp://minkara.carview.co.jp/userid/1144014/profile/
たけし says
43のおじさんさん、こんにちは。
ショックアブソーバはクルマの楽しさが凝縮されたパーツです。
社外品でもKYBのような純正供給を行っているメーカーの車高変化のないものはなかなかの優れものです。
5万キロほど走行後に新品に交換するとクルマ全体が引き締まって運転するのが楽しくなります。
地味なパーツですが、多走行車にはお奨めの交換パーツです。
ぜひ、コンテにも相性のよいショックアブソーバを装着してください。
43のおじさん (カクシカおじさん) says
お勧めのピボットのCAN通信車用の針式水温計、早速購入してコンテカスタムRS号に取り付けました。配管作業が全く不要なので少々価格が高くても安心できますね。
自分のみんカラページのブログと整備手帳にアップしました。
コンテのサービスガイドより、サーモスタットの開弁温度は84℃プラスマイナス2℃の設定になっいるそうですが、エアコンガンガン使用状態での当方の車は90~92℃前後で、エアコンを使ったまましばらく停車していると最高95℃まで上昇していきます。
それ以上の温度には絶対に上がっていかないので、多少の誤差はあるとして、この95℃付近で釣り合いが取れているような感じに見受けられます。
ただし我がコンテ号は、2WDの寒冷地仕様を購入しましたので、クーラントの濃度は50%仕様です。
インテーク、吸気温度がこの真夏の走行中では50℃前後ですが、ずっと停車しているとターボに付属のインタークーラで冷却されないためなのか70℃近くまで上昇します。
とどのつまり適正水温がどのくらいなのか、私は整備士ではないのでよく分からないのですが、特に軽四ターボ車で真夏のエアコン使用時、ほかの車もこんな感じなのでしょうか。
たけし says
43のおじさんさん、こんにちは。
ガソリンエンジンの適正水温についてのご質問ですね。
私はエンジン設計者ではありませんので想像でしかお話できませんが、いくつかのクルマの水温を診断機でモニターしていますとアイドリング時に100度を越えるものも散見されます。
過酷な夏場エアコン使用+停車アイドリングで95度なら問題ない範囲ではないでしょうか。
水温センサーの出力を温度に換算して表示していますから、水温センサーの取付位置、センサーの検出誤差、メーター(診断機)内部の誤差もありますから、クルマに標準で付属している水温計(水温警告灯)よりはリニアに表示する参考値と考えるとよいと思います。
また、水温センサーの場所はあくまで代表ですから、場所によっては検出値より高い場所もあれば低い場所もあると思います。
たとえば適正水温(表示値)を90度と仮定してエンジンにやさしい運転条件はどのようなものか調べるのも面白いと思います。
43のおじさん says
どうもコメントありがとうございました。
大気圧では100℃で沸騰する水も、冷却水内は多少圧がかかっているので100℃でクーラントが沸騰することはないと思われますが、100℃が一つの目安になっているのはよく聞きます。
確かにメーター誤差やセンサー誤差もあるでしょうし、センサー取り付け場所による違いもあるとは思います。
純正センサーからの水温データということで、まだ取り付けて間がないですが、今後は真夏や真冬、あるいは走行条件など、いろんな運転状態での水温を見てみるつもりです。
いろいろ分かれば、けっこうおもしろいかもしれません。ある程度概略が分かればまたブログアップするつもりです。
とりあえず1つ判明したのは、冷水温ランプが消灯するのは、ちょうど50℃付近というのが分かりました。
カクシカおじさん (43のおじさん) says
連連連コメで何度も失礼いたします。
あれからいろいろな状態の冷却水温を見てみました。
それで分かってきたことは、どうも最近のお車は(当 コンテカスタムRSも)どうも厳しい排ガス規制をクリアーするためなのでしょう、不完全燃焼を減らすためなのか、ブローバイを減らすためなのか、そして燃費の向上も含め、ひと昔前のエンジン水温より少し高めに制御して、エンジン内部の温度を全般的に高くしているようです。
長い下り坂のエンジンブレーキ使用の時は、長い上り坂の時の水温100℃越えが、すぐさま85℃前後に落ちます。
そして、エアコンが要らなかった路面の輻射熱もない、とある雨降りの涼しい日中に気が付いたのですが、アイドリングをずっとし続けますと、純正センサーの取り付け位置の冷却水温度が102℃を過ぎた時点でラジエターファンが回り始め、93℃付近に落ちた時点でファンが止まります。
この時期でのエアコンオフの場合、何回やってもこのパターンの繰り返しでした。きりがないので5回目ぐらいの温度上昇中に、試しにACをオンにすると、当然冷却ファンが回るので水温は88~90℃付近に落ちます。
で、なぜ我がコンテ君の水温が全般的に高めなのか、まず手元にあるコンテのサービスガイドを見ました。
するとウォータ インレットにあるらしいサーモスタットの開弁温度が84℃±2℃の設定で、全開リフト量(97℃時)は8.5mm以上という記載を見て、全開になるのは97℃前後だと知り、その理由を素人ながらにいろいろ調べたところ、先の結論のようでした。
純正ラジエターキャップの1.1kgの設定はダテではなかったのですね。
たけし says
カクシカおじさんさん、丁寧な観察並びに考察をお知らせいただきありがとうございます。
ラジエータキャップの圧力が1.1kg/cm2になっているのものは、単にキャビテーション予防かと思っていましたが、設定温度に関係があるのですね。
最近は環境負荷低減のため超ロングライフクーラントを使う傾向にありますが、熱負荷とクーラント劣化には強い相関があると感じていますので、ハイプレッシャーな冷却系を持つエンジンに対してはメーカー推奨交換時期より早めの交換がよいかもしれませんね。
カクシカおじさん (43のおじさん) says
ご助言ありがとうございます。
新車から1年ちょいで、走行距離がほぼ4万キロになろうとしていますので、丸3年後の1回目の車検の時ではなく、中間の1年半ぐらいでLLC全量を一度交換しておきたいと思います。
でもコンテカスタム君、サービスガイドによりますと、ターボ車はどうもタービンをはずさなければ、冷却水が抜くことができないようで、ちょっとやっかいです。
L502Strxx says
お世話になります。
ご存知のように僕の車にもKYB製品がなぜかあります。
■ピノの場合スプリングはそのままでしょうか?(ノーマル?)
■バンプラバーは新品時についているものですか?
(切れて無くなったのですが、ノーマルショックにの解体車両から流用しようと考えています)
たけし says
L502Strxx さま
ご質問にお答えいたします。
こちらのピノはスプリングはノーマルです。
KYB New SR スペシャルはノーマルスプリング装着を前提に作られていた記憶があります。
バンプラバーは新品ショックアブソーバには付属していません。必要であれば別で手配する必要があります。
発砲ポリウレタン(?)の黄色い(茶色い?)バンプラバーは劣化してボロボロになっているものがありますから新品を用意するほうが良いかもしれません。
L502Strxx says
ありがとうございます。そうなんですか・・・
バンプラバーは新品であるのですね。
大変参考になります。
またひとつ勉強になりました
L502Strxx says
いつもありがとうございます。サポート感謝しています。
この度、経たりのあることからショックアブソーバ一式換えることになりましてKYBNEWSR・スペシャル4本と
予算の関係でムーブL602Sのエアロダウンカスタムのサスだけ中古を入れることにします。
リアのセミトレーリングアーム式の構造をパーツが来るまでに少し勉強しよう(妥協点を探す意味で)と思います。ダウンのスプリングをノーマルに換えたいですがエアロダウンのサスペンションの関係でどうかなということと、
無い袖は振れないので中古部品(サス)があるかが問題です。仕上がり後、どんな乗り心地になるか楽しみです、かつて異音がしていてもOIL交換せずに(今は出来ませんが)運転が楽しくて仕方ない免許取り立ての頃のように乗ってみたいです。運転の中に整備(車のことを知る時期も)があるのかなぁと最近は思います。・・・いつものようなひとりごと失礼致します。
たけし says
L502Strxx 様
その組み合わせ、案外良い結果になるかもしれません。
ムーヴとミラでは車両重量が違いますからばね定数の仕様が違う可能性があります(簡単にいうとムーヴの方が硬め)。
ローダウン量も抑えられるかもしれません。
是非組み込み後の感想をお聞かせください。
L502Strxx says
そう仰っていただけて安心しました。実際のところムーブのエアロダウンカスタム=大丈夫かな?なんて思っていて寝ても覚めても車のことが楽しみで少し不安でなんとも言えない衝動に駆られます。
今日、自動車を買ったところでL502STR-XX用のリアのスプリングとスプリング周りのゴム類(パーツ名忘れました)とフロント左側のアッパーマウントとの皿と、フロントのバンプラバー注文し、カヤバのNewSRSpのショックが来て作業に入ります(隠れ主治医さんにお願いしています)
多分、来週末~再来週の話になりますがその時にはお知らせさせていただきます。
L502Strxx says
こんばんは。先ほど取り付け及びブッシュのヨレ取り作業完了となり、数キロ試運転しました。
元がKYBNEWSRsp+ダウンサスを純正のサスと新品のKYBショックにしました。アッパーマウントやバンプラバー、リアサスのダンパー(バンプラバーではないシート)みたいなものを交換し、光軸とサイドスリップを調整していただきました。前輪のショックは抜けていて、後輪はまだ使えそうですが一式交換しました。
正直、旋回時などに引きずられるような、無駄な動きが少なくなりタイヤがピターと吸い付く印象です。サス自体が以前はダウンサスゆえに硬かったので、硬さだけで言うと雲泥の差ではありませんが、ただ硬いだけの足回りから柔から剛もという印象です。車高も6センチ上がり根本的に車検時のウィークポイントは消えました。
今日分かった範囲で、もっとも違いがあるのは、テスターでタイヤサイズを変えてからメーター誤差を測定していませんでしたが、40Kmの時に以前は車が横に走り、4回か5回はやり直しでしたが今回は1回で測定できました。以前は車が横に振れたら操縦不能で手の施しようがなく危険でしたが今回は、ハンドルに手を添えているだけで安全にチェックできました。その分タイヤが食いついているのと想像します。取り急ぎ感想まで。
たけし says
L502Strxx 様
アブソーバは元々KYB New SRがついていたんですね。機能しなくなったショックアブソーバとスプリングをノーマルにしたということで随分と接地感が変わったことと思います。
タイヤを路面に効率よく接地させるためには正しいサスペンションセッティングが不可欠です。
例えばきちっとセッティングされたラリー車は意外と競技中とても乗り心地がよいのです。乗り心地の悪いものでは搭乗員が疲労しますし、クルマの姿勢をきちっと保てているということが路面を的確に捉えている証拠だと思います。
路面に吸い付くとおっしゃるのがよい表現だと感じます。
あと、速度計テスターに関してですが、駆動の2輪を同時に回すタイプであればサイドブレーキを掛けて計測してくださいね。とても危険ですから。
L502Strxx says
ありがとうございます。
でしゃばりと続きをお許しください。
元々は・・・KYBのNWESRは・・・
前のオーナーさんが付けていたと思われます。
今日はバタバタしていてほとんど運転していませんが、ラリーという現場でも搭乗者が疲れ少ないなどそういうことが起きるのですね。
今までが最低地上高がぎりぎりだったので、シャーシを摺らないように神経使っていましたが、その必要がなく気楽に乗れます。慣らし運転1000km超えてから、いつもどおりに運転してまたコメント書かせてください。
速度テスターの件、教えていただきありがとうございます。
まだ距離は短いですが、面白いくらいショック&サスで車の印象が変わるのだなと体験できました。