スズキ キャリィです。「オーバーヒートしてエンジンが止まったので診に来てほしい」と救援の電話が入りました。
平成11年式 GD-DA52T F6A 5MT 走行距離60,000km。
ラジエータにはほとんどクーラントが入っておらず、まずは注水します。水路に行き渡ったところでエンジンをかけると、ひどい異音は無さそうです。「あ、かかった。乗って帰るわ。」とオーナー様。
もちろん一旦お預かりします。
ラジエータキャップを外した状態で店まで回送しました。
原因はこれです。
エンジンマウントブラケットにある、ウォーターインレットパイプの取り付け部の折損です。繰り返し振動による金属疲労と思います。
おそらくこの部分が先に破断し、次にパイプの先に取り付けられている部分も破断→パイプが抜け気味で冷却液の漏れが始まった。と思います。
支給品は少し肉厚が増していました。
オルタネーターやエアクリーナボックスなど邪魔なものをよけても尚、タイトな作業スペースで、エンジンマウントブラケットの脱着は時間がかかりました。
今のところ圧縮漏れなどは無さそうですので最低限の修理で、定期的に店にお立ち寄りいただくことをお約束し、一旦お返しするとにしました。
《関連記事》
スバル純正 エクストラS ~至高のミッションオイル~ (スズキ エブリィ TA-DA62W K6A 5MT)
スズキ エブリィターボ トランスミッション分解(GD-DA52V)
マニュアルミッション オーバーホールと中古品交換との工賃費用比較をしてみたら(スズキ キャリィ LE-DA52T)
オイル消費が激しいスズキ キャリィの修理(GD-DA52T シリンダヘッドオーバーホール)
スズキ エブリィ エアコン修理 (GD-DA52V 車検整備で)
スズキ キャリィ エブリィ クラッチ交換 (GD-DA52T, LE-DA62V)
読者様からのお便り