「バイクが動かなくなった。オイル漏れをしているのは気がついていたがそのまま乗っていた。」と連絡が入りました。
平成17年式 ヤマハ シグナス125 SE12J 走行距離30,000km
早速現車を確認します。エンジン下部にひどいエンジンオイル漏れ痕があります。残量はほとんどありませんでした。
セルは回らず、キックも降りない状況で、完全にピストンとシリンダが抱きついている様子です。オイル漏れのひどいのはどうもシリンダーベースガスケットのようです。
短命でもいいからエンジンが掛かるようにして欲しいとの依頼で、本当に短命かもしれませんと申し添えまして作業に入ります。
乗換えまでの短期間ですから、中古のシリンダ、ピストンセットを組むことにします。
↑↑ピストンピンがピストンと食いついて離れず、エアソーで切り込みました。
コンロッドスモールエンドにも傷が入ってましたが比較的円滑に動きましたので再使用。その後は、お客様のご判断にお任せいたします。