トヨタ カローラバンが車検整備で入庫しました。
平成12年式 GG-EE103V 5E-FE 4AT 走行距離87,000km。
入庫時にエンジンルームからエンジンの回転と同期するカタカタ音が気になりました。お客様に了承を得、原因究明と修理を行います。
エンジンルームにサウンドスコープを当てて音源を探ると、タイミングベルトカバー下部のようです。
こちらが音の原因でした。タイミングベルトカバーの下側です。
経年変化(熱変形?)で、カバーが反り返ってクランクプーリーと干渉する部分がありました。
タイミングベルトテンショナの調整ボルトサービスホールのカバー部に周期的にクランクプーリーが干渉するときの音が耳に付いたようです。同様の不具合は他種エンジンでも起こります。今回のように軽打音の場合もあれば、擦過音もあります。
補機ベルトも干渉していたようです。
また、4E-FEや5E-FEの場合、こちらのサーキュラプラグと呼ばれるインテークカムシャフト同軸上のグロメットからのオイル漏れがありますので、タイミングベルト交換時などは入念に点検します。