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三菱 パジェロミニ セカンドオピニオンを求めて(E-H56A)

三菱 パジェロミニです。

「最近車検を受けたのだけれど、引渡しの際に要注意項目としていくつか整備を勧められた。金額が高い上に少し不審に感じるところがあるので、一度診て欲しい。」

とセカンドオピニオンを求めて初めてご来店されました。

平成10年式 E-H56A 4A30 4AT 走行距離97,000km

見積もりにはタイミングベルト、フロントディスクパッド、各部ボールジョイントのブーツ亀裂に伴う交換などが記載されていました。

いわゆる 格安車検で受検されたようです。私もその内容に少し興味がありましたので、車検直後のお車を一通り点検させていただきました。

車検後ほとんど走行していないのにラジエータのアッパータンクは空っぽ

サブタンクには補充してありましたが、点検不足です。

一番漏れのひどい箇所はラジエータアッパーホースのエンジン側でした。

再使用できない状態にもかかわらず、過去に再使用し、液体ガスケットを塗ってあります。

サーモスタットも開きっぱなし。試運転などでサーモスタットの様子を確認していないようです。

そして、タイロッドエンドブーツの破れ。ここ数日で破れた様子ではありません。最悪脱落→操舵不良にもつながるダストブーツの損傷を確認しているのに、整備しないまま車検を通過させた(適合標章貼付されています)ようです。

同業として残念な事例でした。この後、お客様からは作業一式ご依頼承りました。

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