三菱 ミニキャブトラックです。
「出先で停車時、車体前方から湯気と緑色の液体が噴き出し、水温計の針も上まであがってどうもオーバーヒートしたようだ。」
と連絡が入りました。
平成15年式 三菱 ミニキャブ GD-U61T 3G83 3AT 走行距離150,000km
真冬でもオーバーヒート(クーラント漏れ)は起こります。今回はサイドフロー型ラジエータのアッパー側のタンク樹脂の劣化が原因でした。樹脂タンクは劣化が進むと無数の亀裂を生じます。最近の寒気の影響で寒暖の差が激しく、亀裂を進行させたのかもしれません。
写真を詳細に撮ってませんが、コンデンサの向こう側にラジエータは配置されています。今回は運転者が早期にオーバーヒートを発見していただきましたので、ラジエータの取替えで修理完了です。
ラジエータを分解しました。
定期的なロングライフクーラントの交換を実施している車両ですので、汚れもなくとても良好な状態です。
水冷式エンジンにとってクーラントは生命線。
そのクーラントに含まれる重要な役割を担う防錆剤はほんのわずか。定期交換で、防錆性能の低下を回復させることが一番重要だと思います。
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