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クライスラー300C 室内異音原因探求(LX57 サンルーフ)

クライスラー300Cです。

5.7LのV8エンジン、1800mmを超える車幅、個性的なフロントマスク、どれをとっても超弩級、超アメリカン。シリンダー休止システムが備わっており、昔の米車のイメージと異なり、高速クルーズはむしろ燃費がよいようです。

さて、今回は室内異音の修理です。

走行中、段差を超えるなどの衝撃が加わった際、きしみ音が響くとのことです。新車時から気にはなっていたが、最近特に音量が大きくなってきたので、簡単に直るようなら直して欲しいとのご依頼です。

さっそく音を確認します。

音の出所はすぐにわかりました。サンルーフ右前角部です。

外力を加えると音の感じが変化します。加える力によっては無音になることも。
スポット溶接が剥がれるなどしていたら大変だなと思いつつ、サンルーフと内張りの間に分厚いゴムを挿入するとほとんど音が気にならなくなったので、対症療法的ですが、お客様にご説明申し上げ、一旦納車いたしました。

ところが数週間後、やはり音が出だしたということで再入庫。今回はサンルーフレールの構造の観察しました。

すると、音の出所付近にボルトが一本。

ストリップをめくって、狭い隙間にレンチを挿入し、締結確認すると…

なんと緩んでいました。

一回転ほど締めたでしょうか。試運転すると嘘のように静かになりました。国産車ではあまり考えられないマイナートラブルでした。

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