メータパネルの照明が全く点かなくなって、夜に見にくいので直して欲しい。と入庫しましたのは、
平成13年式 スズキ キャリィ DA52T 走行距離48,000km。
左前後輪を泥濘にはまり込んでからしばらく走っていると照明が切れてしまったとおっしゃいます。
もちろん、メーターパネルの照明だけではなく、スモールランプ系統のヒューズが切れていて、スモールランプ、テールランプが点灯しない状態でした。
泥濘にはまり込んだという左側面を見ます。
マフラーハンガーが反り返り、マフラーが上がった状態で固定されていました。
フレームとマフラーの間にはワイヤーハーネスが配置されていて、押しつぶされていました(写真は修理完了後のものです)。
さらにマフラーの熱が加わり、配線の被服が溶解し、ショートに至ったと確認できました。
配線被覆の溶けた部分に配線テープを巻きつけ、ブチルゴムで防水し、修理完了としました。
しかし、マフラーのサイレンサー横の一番熱がかかる部分にコルゲートチューブなど断熱処置がないのはどういう理由なのでしょう。状況を詳しく伺っていなければ、迷っていたかもしれない故障事例でした。
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