スズキ ワゴンRです。
最近なんだか加速が悪くなった気がするのでよく見て欲しいとのことで入庫しました。
平成11年式 GF-MC11S F6Aターボ 3AT 走行距離118,000km
早速試運転してみますと、全くターボが効いていません。
これでは加速が悪いはずです。NAエンジンより圧縮比の低いターボエンジンは過給されて始めて所定の性能がでますので、ターボチャージャーが機能しないとNAエンジンよりエンジンンに力がありません。
ターボを取り外してみます。
ターボの軸が折損、タービンブレードがマニホールドに引っかかってました。
オイル管理、クーラント管理の良くない車両でエンジン内部はスラッジだらけ、クーラントは赤錆の色でした。
タービンを交換する際は、タービンに接続されているオイルパイプとユニオンボルトは新品に交換しておくのが無難です。こちらのユニオンボルトはスラッジで目詰まりを起こしてました。
中古良品タービンと交換し、調子が戻りました。