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スズキ ワゴンR ロワーアーム ボールジョイント離脱→走行不能(E-CT51S)

スズキ ワゴンRです。

「タイヤが取れてしまったようなので見に来て欲しい」と、びっくりする連絡が入りました。

平成9年 E-CT51S 走行距離80,000km。

現場に到着しますと、タイヤが不自然な方を向いてました。

連絡をいただいた際、ホイールナットの締結不足と思いましたが、ロワーアームのボールジョイントが外れ、ドライブシャフトのミッション側も外れ、ATFが漏れ出ている状態でした。

現場での作業は困難で、レッカーで搬送します。

外したロアーアームとボールジョイントです。

ブーツが破れて水が浸入、ひどい腐食です。

半年前、お客様は、ご自身でお車を点検後、軽自動車検査協会にお車を持ち込んでユーザー車検で受検されました。ユーザー車検とプロの整備は別だとお伝えしていましたが、今回のような事故になりとても残念です。このガタは、検査協会の検査コースで実施しているハンドルのガタの点検では発見が困難です。

今回は低速時に事故が発生し、他車、他人を巻き込まなかったのが不幸中の幸いでした。

ロワーアーム、ドライブシャフト、ミッションオイルシールを交換してホイールアライメントを調整し、修理完了としました。

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