トミーカイラM20bです。
ベースはスバルのインプレッサで、給排気系、エンジンコンピューターが専用設計のライトチューン仕様。
また、GC8インプレッサは2リッタークラスセダンとしてはコンパクトで、特に運転席から後輪の位置がとても近く感じます。
当時、国内外のラリーの第一線で活躍してたマシンです。基本設計のよい車といえるでしょう。
さて、走行中、時々アイドリングが続かずエンストするといいます。
平成6年式 E-GC8改 走行距離125,000km。
ダイアグコードを調べますとエアフロ系を示しました。
一旦コードを消去、試運転を繰り返し、一度エンストを確認しましたが、ダイアグは正常コードを出力。その後も試運転をしますが、症状は全く出ず、決定的な原因がわからぬまま、一度お返しすることになりました。
それから1週間後、毎日お乗りになられて日に1~2度はエンストしていた様子で、いずれも再始動は容易とのこと。再度お預かりしてダイアグを調べますとやはりエアフロ系を出力していました。
関連のエアフロコネクタ付近~ECUまでの断線がないことを確認し、新品のエアフロメーターを取り寄せました。
古いエアフロの蓋を開けて内部を確認しますと、コネクタの足と基盤を接続する部分のハンダ割れが確認できました。
同じ頃の日産車にも使われていたタイプのエアフロメーターで、日産車も同様のトラブルがあったようです。
その後、試運転を繰り返し、症状が出ないことを確認して修理完了としました。
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