ミニカのエンジン始動不能修理です。
自宅前でアイドリング、しばらくして見に行くとエンストしていた。それから全く再始動ができない。
とのことです。
平成5年式 H22A 3G83シングルカムキャブレータ 走行距離112,000km。
症状を確認しますとセルモーターは勢いよく回りますが初爆がありません。タイミングライトをセットしてクランキングしますと、まったく反応がありませんので、点火系の不良であることがわかりました。
三菱販社に点火系の回路図のファックスを申込み、到着した回路図を参考に順番に点検していきます。
イグニッションコイルはサーキットテスターの抵抗値では良否の判断ができないことがあるので、中古良品と取替チェック。症状に変化がありません。
プラグコードの抵抗値もばらつき無く正常範囲内。
残るはディストリビュータ内のイグナイタAssyです。
単体点検の方法は整備要領書にも載っていないとのことで、交換チェックしかないのですが、安易に取り替えられる価格ではありません。
同型のツインカム車に乗っている友人に連絡を取り、問題の部品を持ってきてもらうことになりました(感謝)。
良品と交換チェックの結果、一発始動で不良箇所の特定ができ、安心して部品の注文をすることになりました。今回は友人に助けられましたが、今後のためにも単体点検の方法を吟味する必要がありそうです。
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