エンジン稼働中に今までなかった異音が発生し、異音の変化がクラッチ操作と関係がありそうだとのことでお預かりしたダイハツ ミラは、もうほとんど見かけなくなった稀少なマニュアルトランスミッション車です。
平成21年式 DBA-L275S KF-VE 5MT 走行距離 107,000km
注意深く聞くまでもなく、約2年前に実施した同じくダイハツの軽MT車の異音と酷似しています。走行距離も近いです。
《参考記事》魅惑の軽MT ダイハツ ミラ のクラッチ交換を終えて国産車の設計思想再考
世代もエンジン型式も異なりますが、類似の構造で2年前と同様、伸縮式のつっかえ棒でエンジン側を支え、3箇所あるエンジンマウントを2箇所離脱してトランスミッション単体で離脱。
予想通りクラッチカバーの「ストラップ切れ」でした。ストラップの破断箇所が遠心力で外側を向き、トランス密書ケース内部に繰り返し接触した痕跡が残されていました。
これは機能に影響しないので、清掃して組み付けることにします。
今回も3箇所あるうちの2箇所のストラップ破断。これで普通にクラッチ操作が可能というのが驚きです。
↓こちらは形状を留めていたストラップです。
むしろ社外品のクラッチセットの方がいいのかなと一瞬思いましたが、やはりメーカーを信じて純正部品(アイシン製)を組付けます。
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