• Skip to main content
  • Skip to secondary menu
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer
  • ホーム
  • お問い合わせ
  • プロフィール
  • プライバシーポリシー
  • 公式メルマガバックナンバー
  • 丸山モリブデン通販

車の修理屋たけしくん 京都の自動車整備工場

適切に整備した自動車はとても調子がよくて長寿命。プロの整備士がおすすめするタイヤ、オイル交換、国産車・軽自動車・輸入車の車検や修理。京都の認証工場です。

  • 国産車
    • トヨタ
    • 日産
    • ホンダ
    • スバル
    • マツダ
    • スズキ
    • ダイハツ
    • 三菱
    • いすゞ
    • 原付バイク
  • 輸入車
    • アメリカ車
      • クライスラー
      • サターン
    • イタリア車
      • アルファロメオ
      • フィアット
      • ランチア
    • ドイツ車
      • BMW
      • アウディ
      • スマート
      • フォルクスワーゲン
      • ポルシェ
      • メルセデスベンツ
    • フランス車
      • シトロエン
      • プジョー
      • ルノー
    • 北欧車
      • ボルボ
    • 英国車
      • ローバー
    • 韓国車
      • ヒュンダイ
  • 運転技術
  • モータースポーツ
  • メンテナンス一般
    • 新車からのメンテナンス
    • ボディーメンテナンス
    • ホントの話
  • 工具の紹介
  • パートナーサイト
  • English
You are here: Home / 国産車 / 日産 / 冷媒高圧がプレッシャスイッチのリミットを超えるエアコン不調の原因(GBD-U71V 日産クリッパー)

冷媒高圧がプレッシャスイッチのリミットを超えるエアコン不調の原因(GBD-U71V 日産クリッパー)

2025年5月22日 By ITS Leave a Comment

エアコンが全く効かないということでお預かりした日産クリッパーバンは、エアコンスイッチを入れても送風の状態でした。

自動車エアコンの冷房サイクル(蒸気圧縮式)は、閉じた経路内の冷媒が以下の循環をすることで継続的な冷房が実現されます。

圧縮:コンプレッサが気体冷媒を高温高圧に圧縮
凝縮:コンデンサ(エンジンルームの室外機+クーリングファン)で高温気体が放熱して液体に変化
膨張:エキスパンションバルブ(膨張弁)で高圧液体が急激に減圧され、低温低圧の液体(霧)になりエバポレータへ導入
蒸発:エバポレータ(空調ダクト内部に設置された室内機)内で液体冷媒が蒸発し、周囲から熱を奪って冷却(気化した冷媒はコンプレッサへ戻る)冷えたエバポレータ外側に送風することで冷風を作ります。

冷媒回路途中のエキスパンションバルブをスプレノズルのようなものと考え、順次液体が補充される缶スプレをイメージすれば冷房サイクルが理解しやすいかもしれません。

適量の液体と内圧がある缶スプレは安定して噴射でき、その連続した噴射でスプレ缶がキンキンに冷たくなりますよね。

限られた内容積の回路内に過剰に冷媒が充填されるのが不適切なのはイメージしやすいと思います。そして、多少冷媒が少なくても冷房能力に大きな影響を与えないこともお分かりいただけるのではないでしょうか。ですから漏れなどで冷媒不足に陥ったエアコンが効かないときは、冷媒が相当少ないと考えて差し支えないと思います。

さて、クリッパーの診断に戻ります。

平成23年式 GBD-U71V 3G83 4AT 走行距離 146,000km

エアコンが全く稼働しないということですから、まずは冷媒点検です。ここで重要なのが、ゲージマニホールド(冷媒回路の高圧、低圧を計測する機器)の正しい理解です。時々誤解されるのですが、ゲージマニホールドは圧力計なので、この計器だけでは冷媒充填量はわかりません。冷媒が完全に(またはほとんど)漏出してしまっている場合は判別できますが、エアコン停止時は冷媒回路内部では液体と気体が混在して圧力は一定になるからです。

そのことを踏まえて実際にゲージマニホールドを接続しようとしたところ、異変に気付きます。高圧側の異常高圧により、チャックが固く取り付けができない状態でした。

一方、低圧側は取り付けられ、0.8MPaと高いのですが、高圧側はプレッシャスイッチ作動圧(多分2.0Mpa以上)を軽く超えているようです。とりあえず低圧側から冷媒を徐々に抜き取り、高圧側のチャックを取り付けました。

【ポイント10倍】【直送品】 デンゲン ガスチャージセット CP-2VSFK 〈簡易型2バルブ方式〉

ここで今一度エアコンを掛けてみると、プレッシャリミット圧以下になったのかコンプレッサは通常通りONになり、コンデンサクーリングファンも回ります。しかしコンプレッサから若干うなりが聞こえ、高圧は1.7MPaと高く、低圧は低すぎる印象です。ちなみにこの時の気温は25℃でした。

このような異常な圧力指示になるのは、どこかに冷媒の流れが滞る箇所がありそうです。その箇所はエキスパンションバルブ的動作をしますので、異常箇所前後の配管に温度差が発生します。今回はエキスパンションバルブ上流にそのような温度差がみられませんでしたので、エキスパンションバルブそのものの不調(詰まり気味)の可能性が高いと考え、交換を実施しました。

助手席足元のエアコン配管の奥にエキスパンションバルブが備わります。

取り外したエキスパンションバルブは外観でわかる不具合はありません。

こちらのクリッパーのエアコン装置は整備性が抜群で、エバポレータが簡単に取り外せる構造になっています。通常の軽自動車は次の記事にあるように、エバポレータ交換は比較的大変な作業だからです。

《参考記事》炎暑下のエアコン修理 ~パレットMK21Sのエバポレータ交換と、昭和が遺したガスチャージャの記憶~

エアコンフィルタの無い構造のため、このようにエバポレータ表面には堆積した埃が付着していました。

これを清掃するだけでも随分冷房能力が回復します。

そして元通り組付け、

ゲージの圧力は理想的なバランスになりました。

Filed Under: 日産 Tagged With: エアコン修理, エキスパンションバルブ, ゲージマニホールド, 故障診断, 整備事例, 日産クリッパー, 自動車エアコン, 軽自動車

丸山モリブデンを注文する

添加剤が効いたと感じたことがないあなたへ『丸山モリブデン 幻の関西地区限定ver. 』オンラインショップ

丸山モリブデンが初めての方は、まず以下の無料講座をご覧ください。 【無料講座】幻の添加剤『丸山モリブデン』の効き目が凄いワケ 丸山モリブデン ベースパワー 幻の関西地区限定ver. … 丸山モリブデンを注文する! about 添加剤が効いたと感じたことがないあなたへ『丸山モリブデン 幻の関西地区限定ver. 』オンラインショップ

公式メルマガバックナンバー

【全バックナンバー公開】メルマガ版 車の修理屋たけしくん note で復活!13年分の限定配信メルマガを順次掲載

13年間限定配信してきた、たけしくんのつぶやきを公開! 「メルマガ版 … 詳細を見る about 【全バックナンバー公開】メルマガ版 車の修理屋たけしくん note で復活!13年分の限定配信メルマガを順次掲載

Reader Interactions

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

email confirm*

post date*

Primary Sidebar

公式メルマガバックナンバー

【全バックナンバー公開】メルマガ版 車の修理屋たけしくん note で復活!13年分の限定配信メルマガを順次掲載

13年間限定配信してきた、たけしくんのつぶやきを公開! 「メルマガ版 … 詳細を見る about 【全バックナンバー公開】メルマガ版 車の修理屋たけしくん note で復活!13年分の限定配信メルマガを順次掲載

スポンサードリンク

たけしくんの紹介

スーパーカーブームの真っ只中、中小工場が密集する街で育った小学生の僕は、道端に転がるボルトを仲間と拾い集め、真剣に自分たちの自動車を作ろうと… [続きを読む]

読者様からのお便り

  • 37万キロでサスペンションの要(かなめ)を再認識 アームブッシュの交換(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ) に プレミオおじさん より
  • 37万キロでサスペンションの要(かなめ)を再認識 アームブッシュの交換(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ) に ITS より
  • 37万キロでサスペンションの要(かなめ)を再認識 アームブッシュの交換(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ) に プレミオおじさん より
  • ストライベック曲線で低粘度エンジンオイルをおすすめしない理由を考える に 軸受鋼生産技術 より

月別 過去の投稿

最近の投稿

  • ダイハツ マニュアルミッション車によく見られるクラッチ不具合(DBA-L275S ダイハツ ミラ MT)
  • 冷媒高圧がプレッシャスイッチのリミットを超えるエアコン不調の原因(GBD-U71V 日産クリッパー)
  • エンジン警告灯が点いて体感不調がない故障例(DBA-L175S ダイハツ ムーヴ P0325)
  • 37万キロでサスペンションの要(かなめ)を再認識 アームブッシュの交換(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
  • 特殊工具なしでできる?スズキ ハイブリッド ISGベルト交換 (スペーシア DAA-MK53S)

サイト内検索(複数ワードはカンマ , 区切り)

人気の記事一覧

Footer


This Website is Produced by ITS

公式SNS

  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter
  • Youtube

サイト内検索(複数ワードはカンマ , 区切り)

カテゴリー別 過去の投稿記事

スポンサード・リンク

  • 日本語
  • English

Copyright © 2025 · ITS All Rights Reserved