ムーヴ ターボでカスタムではない車種が入庫しました。カスタムではないターボは珍しいですね。
平成13年式、L900S 走行距離は15,000kmと少なめです。
運転席のパワーウインドを上下させると甲高いおかしな音がするようになったので診て欲しいとのことです。
早速症状を確認すると、トルクが掛かるとき、例えば締まりきっている窓を開ける瞬間や、上下を急激に切り替えたときなどに激しく異音を発します。
内張りを離脱し、レギュレータとモーターのアッセンブリを外し、単体点検。
異音はレギュレータではなく、モーターユニットの内部から聞こえてきました。
分解してギアの状態を確認したのが冒頭の写真です。
プラスチック製のスパーギアが見事に凹っと摩耗してました。
モーターの軸には金属製のウォームギアが取り付けられており、トルクが掛かった際にこの部分でスリップする音だったようです。
当然、このギアだけの部品供給はありません。
新品の価格はアッセンブリで何万円もします。
新品だと何らかの対策が施されている可能性があり、安心できるのですが、お客様の意向により、中古品と交換することになりました。
もちろん、そのリスクはご説明申し上げました。
オートフレンズ says
樹脂部品の破損はどうにもなりませんよね。
単体での部品供給がなくてユニット交換に
なってしまったり・・・お客様も可哀想です。
リサイクル部品は安価ですが機能部品は、
耐久性の面でリスクがつきものですしね。
納得されたうえでの使用はよしとしても、
廃棄部品はまるごと発生するわけで・・・
実は今日アルトのパワーウインド不良での
入庫がありまして、それも偶然でしょうか
スイッチ内部の樹脂部品割れでした。
詳細は明日当方ブログに掲載しますので、
また覗きにきてください。では、また。
たけし says
オートフレンズさん、こんばんは。
お客様もどこから仕入れてきた知恵なのか、中古部品はないかと聞かれることが頻繁になってきました。
おっしゃるとおり、機能部品の中古品は高いリスクを伴うからおススメできませんといつも説明するのですが、当座よければ、出費が少ない方を選択されますね。
明日の記事楽しみにしております。