お客様のコレクションで、長期室内で保管されている原付バイクがあります。
初代モンキーです。
年式は1960年代だとか。
白いタンクとフェンダーに、
赤いフレームのコントラスト。
チェック模様のシートなど、おしゃれでかわいい原付バイクです。
前後ともリジッドで、サスペンションはありませんし、指示器もありません。
バッテリーもありません。
当時ならではの簡単構造ですね。
さて、エンジンを掛けようとしたがかからないということと、タイヤ交換、フェンダー塗装が今回のご依頼です。
とりあえず古いガソリンを抜きます。
というか、コックをONにするとオーバーフローしてますね…
スパークプラグの火花は飛んでいます。
キックの感触でエンジンの圧縮はありそうです。
キャブレータをばらします。
あらら、ジェットが2つとも詰まっているじゃないですか。
これではエンジン掛かりませんね。
専用のリーマーでジェットのお掃除をしまして、フロートニードルやらフロートチャンバー内の汚れも綺麗にしました。
さあ、再始動です!
キックを一回!二回!三回!四回!!
ぶるるーーーーん!
掛かりました(笑)
エンジンの鼓動を聞くとたまらなくうれしくなります。
暖機後、スロー調整して、あとはタイヤの入荷待ちです。
タイヤも特殊で(4.00-5)入荷までしばらくかかりそうです。
フェンダーの塗装は、板金塗装職人にお任せしました。