マーク2に限らず、同様のサスペンション形式のトヨタ車に多発している不具合の報告です(以前にも記事にしました)。
今回は車検でお預かりしました。
平成5年式 GX90 FR4AT 走行距離100,000km。
24ヶ月定期点検の項目にあるボールジョイントのガタの点検の際、ロアーボールジョイントに相当のガタが見つかりました。
タイヤを装着した状態でリフトアップし、タイヤごと上下に揺するとゴトゴトと大きな遊びがあります。
低年式ほどこの不具合が顕著なのですが、補給部品はボールジョイント部がひと周り大きくなっていて、当初想定していた容量が不足していた感じです。
安物のユーザー車検などでは見落としがちなこういった不具合の発見は、最悪の場合ボールジョイント離脱により走行不能になります。
操舵輪にあるジョイントですので、高速走行時などに最悪の事態が起こると想像したくないような悲惨な事故になる可能性があります。
同様の車種にお乗りの方は、信頼のおける整備士に点検を依頼しましょう。